診察 / 腫瘍マーカー先月比約80%減

血液検査の結果は良好だった。
腫瘍マーカーCA19-9は先月と比べて約1/5、スタート時と比較して約1/22になった。
FOLFIRINOXの投与を受けて5日後から高熱が続いて倦怠感もあったが、食事に大きな変化を加えている事で、体の回復は今までよりかなり早く感じていて、血液検査の結果には自信があった。
大きな変化に代償はつきもので、今まで休ませていた処理を再稼働させた負担を実感している。
これはビリルビン値と血糖値や、背中に感じる慢性的な疲労感に現れている。
食事のバランスを取る事でクリアできると考えているので、12月のラストスパートに向けて11月下旬には整えたい。

医師からFORFILINOXの効果を絶賛された。
ジェムザールとTS-1と比較して、体の負担や腫瘍マーカーの推移と、私への効果は文句無しと評価したようだ。
体調と食事の変化と便の状態を伝え、派生する質疑応答をいつもより長くタイプしていた。
12月下旬迄の化学療法と造影CTのスケジュールを伝えると、データを持って外科医に一度投げてみようと提案された。
最後におめでとうございます、と力強く言われ、条件反射でありがとうございます!次回も宜しくお願いします!!、と応えたが、何がめでたいのか未だにわからない。。

病院帰りに会社に立ち寄る。
私の回復と比例するように、会社も着実に基礎を固めており、最も苦しい去年の同時期に立てた目標はまもなく達成される。
この達成は今後の大きな足掛かりとなり、余程のヘマをしない限りは安泰して飛躍するはずだ。
しかし、予定より9ヶ月遅れの達成となり、数字の推移を見てみると、相変わらず自分の見積りは甘いなと痛感した。
経営・闘病戦略の基本的な部分は同じ考えなので、自分の見積りの甘さが闘病戦略に出ると一瞬で昇天してしまう。一人勝負で小回りが効くからとあぐらをかいていれば命取りに成り兼ねない。
力強く支えてくれたり、軌道修正してくれる仲間がいない事に恐怖心すら抱く。
もう一度見直して失敗のないようにしなくては。。
私の先輩でありサポーターであり後釜候補である者と、気分転換と今後のアドバイスを兼ねて13日(火)に一足早いスノーボードに行く事になった。
自分から誘っておいてアレだが、翌日に抗癌剤の投与を控えているので少し不安がある。
このタイミングを逃すと波に乗りきれないので頑張ってイロハを叩き込みたい。

血液検査の結果を見て、私のターン!と確信した。
疑わしき原因の排除(残すは余分な糖分)、食事の見直し、整腸、痛み止めやその場凌ぎの薬を飲まないで原因の追求と対策、早いペースでの抗癌剤の変更、と藁を掴まず若さに頼って浮上してきたつもりだ。
プラス思考で乗り切っているが、相変わらず出口の見えないトンネルを走り続けていて、課題は山積みでモグラ叩き状態の毎日に、疲労と緊張がピークのように感じる。

帰宅途中にipodに入っている、やくしまるえつこ - nekomeshiがタイミング悪く?流れた。
疲れたの?辞めちゃえば?、疲れたらやめちゃえば、の投げやりなフレーズに打ちのめされた。。
いつもは、そんな事言われても人間だからー♪残念!猫ちゃん!!と元気になっていたのに。
スノーボードが良い気分転換になるといいのだが。。

これをタイプしている時に、父親として大きく成長する出来事があった。
もう大丈夫だ。ありがとうバッドタイミング。


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