2013年6月19日水曜日

退院 ~ 診察3回 ~ 再入院 ~ 退院前日 / 病理結果、手術レポート

5月31日 入院57日目
予定通りに退院をした。
一度もテレビを見ることが無かった自分は今時の子なのかw
医師達からは辛ければ遠慮なく戻ってきてください、と言われた。
お気に入りの看護師を筆頭に、仲良くして頂いていた看護師達に見送られた。
HCUにも挨拶に行くと色々な所から人が出てきてくれた。
会計を済ませて、薬を病院付近の薬局で処方してもらった。

外に出て一番強く思った事は、女性が色とりどりで華やかという事だった。
外最高(^ρ^)

会社に立ち寄り、挨拶をして帰宅した。

無事に生還した(TдT)

娘ちゃんは素っ気なくて、照れているのか無視に近い状態だったが、抱っこをして少し遊んで笑わせてあげると、すぐに以前の関係に戻った。
入院する前に比べると、人間らしい事がたくさんできるようになっている。
一番可愛いと思った事は、玩具を探す時に、○○が無いねぇ、と言うと、ないねー、とオウム返ししてくる事。
ベッドに寝ているとすぐに起こしに来る。私が起きないと指をつかんで、イヤーイヤーイヤーイヤーとしこを踏む姿に萌える。
機動力は入院前の2倍程になっていて基本的に小走りだ。体力ありすぎで半端ねえ(;´Д`)
親子3代に渡ってツンデレらしい。

我が家の食事は娘ちゃんがベースなので病院食並に健康食だと思うが、自分の我侭で揚げ物を食べて撃沈した。

吐き気と下痢がなかなかおさまらなかった。

体力の無さが目立つ。

自宅まで3階の階段を上がるのも犬のようにハッハしてしまう。
帰宅して困った事は寝る時に支えが無い事だった。
病院だとベッドをリクライニングして自分の都合の良い姿勢で快適に寝る事ができた。
これは抱きまくらを上手く使ってやり過ごせた。
コの字かL字形の固めの抱きまくらが良い。
ベッドに慣れるとうつ伏せで眠れるようにもなった。

正常時の半分ほどしか呼吸ができず、食事も満足に摂れずに下痢が続く。

入院中の前向きな気持は全て吹き飛んだ。
退院はもっと目出度いものかと想像してたが、あれだけ心待ちにしていた病院の外の世界は、思っていた程に居心地のいい場所ではなかった。
凄く孤立した気分。
自由こそ至高('A`)y-~


6月4日

退院して初の診察。
シャバの空気は辛いでしょ?、と医師に言われた。
高齢なら家に帰していない、若いから自由にしてもらっている事をよく頭に入れておくように言われた。
正直、普通に生活して診察に来ることに驚いている、とも言われた。
抗癌剤についても話題に上がった。
資料無しでは判断つかないだろうから、病理検査と手術経過をおさらいして確認しようと、二人でモニターを見た。
病理検査はレポートが上がってきていなくて、催促しておくと次回に持越しになった。

毎日、娘ちゃんに小間使いにされて辛い。

私が近くにいないと怒ったり泣いたりしてうるさい。
でも可愛くてつい相手をしてしまう。
というか、私の言い分なんて聞いちゃいない(;´Д`)

体力が無くて自分の予定をこなせない。

腹からも膿は出続けていて、胸水を抜いた後が放射状に痛い。
中途半端に肺が膨らんで引っかかりながら萎む感じ?表現しにくい。
毎食後と夜中に2-3回は下痢があり、一日に摂る食事と水分の量は少ない。
下痢を恐れて水分摂取ができない事を改善しないといけない。
体を傾けて横になっていると、すぐにガスが溜まり腹が痛い。(ガスモチンかリパクレオン??)
退院してから日に日に体調が悪くなっている。





6月10日

読みたい本があっったので病棟に上がって読もうと思い、エレベーターを降りると遠くから主治医に声を掛けられた。
診察室ではなく、病棟で診察等をしましょう、少し待っていてください、と言われた。
病理検査と手術経過のレポートをプリントアウトしてもらった。
病理検査結果は膵臓癌、膵臓付近のリンパ節に転移があった(切除済)、肝臓の動脈はかなりグレーで抗癌剤での治療が必要という事が身にしみた。
実は、まだ心の隅に悪性の癌ではないのでは??、と思っていたが、そんな思いは微塵もなく崩れ去った。
術後いかに早く化学療法ができるかが私の今後を大きく左右するだろう。
タイムリミットは間もなく(^ρ^)
私もサバイバーと言われる人達の仲間入りだ。

血液検査の結果は炎症値が上がっていて、膵液漏れが止まっていない現状だと問題だ。

抗生物質と炎症止の薬を処方してもらい様子見をする事になった。
食事が満足にとれない事と、炎症値が上がっている事から入院を勧められたが断った。
腹からの膿を効率よく出すために、青いゴムのパイプを腹にさされた。
(このパイプは娘を抱っこして何度か床に落下した。水道で洗って腹に挿し直す様は異様だ。)

会社に5時間ほど居てみたが、
低血糖になり、帰宅して発熱した。
糖分を補給すると復活する様はロボットのようだ。
疲れたっぽい(;´Д`)

家にいると横になっている事が増えてきた。

胸水を抜いた付近の痛みで呼吸は普段の半分程しかできず、腹はガスで膨れて苦しく、食事が満足に摂れないのでふらついている。
お腹はずっとグルグルして明らかに脱水気味になっている。


病理検査結果と手術のレポートは下部のもっと読むに貼る。
私のものだけど今公開するのはよくなさそう??、なので数日で削除する。



6/14

青ゴムのパイプが落下しないように局麻をして縫われた。
3日前から食後に吐いたり、夜中に酷い下痢になって吐いている事を伝えた。
血液検査上は問題無いが、少しふらついていて顔色も良くないので入院を強く勧める、と言われたが、具体的な症状が出ないとどこにいても同じなので一度帰宅すると言い、点滴をして帰宅した。
医師も基本的に同じ考えなので有難い。

退院2週間目にして、やっと重い腰を上げて、化学療法をしている病院へ連絡を入れて必要な資料をFAXした。

腰が重い理由は、効果的な薬剤が自分ではみつからないからで、これは医師も同じ気持ちだろう。
どのような応えをしてくれるかわからないが、17日月曜日に医師と面談をする事になった。
きっとこの好評価のレポートを見て医師は喜んでいるはずだ。


6/15

夜中から嘔吐が止まらず、緑黄色の液体(胆汁)を吐き、下痢も黒だったり緑色で完全にダウンした。
バッテリー切れ。
病院に連絡をすると、午前中なら医師も皆いるので、救急車でもいいから病院に来るように言われた。
自力で行こうと1時間ほど様子を見たがタクシーの縦揺れには耐えられないと判断して救急車を呼んだ。
HCUの知った顔の看護師がフランクに迎えてくれた。
採血とレントゲンをしてベッドに座りながら吐き、CTを撮り造影剤の気持ち悪さでまた吐いた。
CTを見るまではお腹の膿が原因かと思っていたが違うようだ、急性胃腸炎かな?、と言われた。
転移は無いようだ、と一々言葉が重たい。
吐き気止め、胃薬、輸液を24時間点滴で入れ続ける。
絶食になる。
今回の入院目標:
一連の原因を調べる
排便のコントロール
吐き気のコントロール

よくこの状態で2週間頑張った。

私だけは自分の事を褒めるよ。
自分にしては上出来だ。


6/16

一日中点滴漬けだった。
何もやる気なし。
絶食。


6/17

胃カメラとレントゲンを撮った。
どちらも問題はないと思う、急性胃腸炎でしょう、食事から細菌に感染したのかもしれない、と言われた。
食べるものにより一層気をつけよう。
化学療法をしている病院に予約キャンセルの連絡を入れた。
娘ちゃんがお見舞いに来てくれて、5階の庭園でおやつタイムをした。



24時間点滴は終わり、翌日から2本だけの点滴に決まった。
吐き気は殆ど収まって体調も回復した。
吐き気のコントロールは内服薬で行うことになった。
絶食。


6/18

特に無し。
食事が始まり、昼夜と通常食を2割程食べた。
写真を撮り忘れた!アウチ!
排便のコントロールでアヘンチンキを1.5倍にして、以前飲んでいたタンニン酸アルブミン・アドリソルビンを夜だけ追加する事にした。
朝0.75 昼1.25 夜1+粉薬の割合で飲んでみよう。


6/19

朝の回診時に食事がとれている事と、昨夜から飲みだした薬のお陰で酷い下痢にならずにすんでいる事から、明日の午前中に退院する事が決まった。
使える武器は渡しているから自分でうまくやれ、といった感じだ。
今回の入院で初めてお気に入りの看護師が担当になった。
病室がいっぱいで、喉の病気の方達と同じ病棟に3日いて、以前と同じ病棟に戻されて2日目だ。
さらっと言ったぜ、連絡先を聞き忘れたから戻ってきたとwwwwww
この言葉に対しての御礼が有難いwwwwうはーwwww
笑顔で迎えてくれたww愛ですww

夜に医師(天使君)が来て、また同じ症状になったら泊まりにきてください、と言ってくれた。
胃腸炎という事にしておきますが、今回の件でよくおわかりになっただろうから、自分でうまく調整してやってくれと言われた。
何となくしかわかんねー(;´Д`)

帰る支度を済ませているのだけれど、



ベルトが病室に来る人の目にとまるようで可愛いと多数の人に言われた。
これは娘ちゃんが大きくなるまで今の品質を保ちそうにないので思い出にうpしておこう。


私FF派なのでΩです!謎?ww時代の記録。
これで退院までは何も無いのでオシマイ。




食事は2割-3割で腹八分になる。



現時点で抱えている大きな問題
・下痢
薬で対応、普通の便に近い状態まで持って行きたい。
今は水便、アヘンチンキが5時間程で切れると腹がグルグル唸りだして水便がでる。米粒大位の物には消化できているようだが。。。
・食事が摂れない
一日6-8回に分けて基礎代謝分のカロリーを摂る。
体重は術前の増加分が上手く消費できている。
2-3ヶ月後に食事が普通に摂れるようになっていれば、標準体重でスラっとした男前!?
これ以上もてるようになっちゃうと困っちゃうぜ┐(´д`)┌
・体力がない
日に日に体力はついてきているが、数時間座り続けるだけでもしんどい。
普通の生活ができるまの回復には2-3ヶ月かかりそうだ。
・呼吸が半分ほどしかできない、大きく吸い込むと引っかかる??
解決策が見つからず。
少しずつ吸い込める量が増えているので観察する。
・寝床の問題
諸事情でコイルマットの上に布団を引いて寝ているが体が痛い。
厚さ12cmの低反発マットをヤフオクで購入した。
抱きまくらとこれがあれば安眠はできそうだ。
とにかく寝ていたい。

何にせよ事なき?を得てよかった??が、生きているだけで必死すぎる(;´Д`)
今回の一連は防ぎようがないものなのか????
振り返ったが大きなポイントが無い。
一回目は失敗??して病院に出戻ったが、もう一度挑戦だ。

間もなく病気が発覚して一年となる。

約1年前に自分の行動が良い結果を出して勲章になる事を願った。
妥協せずに自分の目標の為に動き続けて得たものは、腹についた傷と、心の成長と、この駄文ブログ。
間違いなく勲章だ。

少し体調を悪くすると大丈夫なのか?攻撃、病院に行けば転移が無いか、腸閉塞が無いか等の言葉が重い。
こんなに早く再発なり転移を疑うものなのか。
CEAの上昇と、誰かの一言が一々心に重くのしかかる。
まじで切ないんすけど(TдT)
少し放っておいてくれと思う。
何だか、よく意味がわからなくて辛い事ばかりだが、今回も乗り切れそうだ。

/hide DOUBT " zilch vs hide " mix 歌詞


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Hey Gentleman 
そんなにそっちの水は甘いか?
FUCKOUT!
四面楚歌でも気付ききゃしねえのさ

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