2014年11月16日日曜日

瀕死@9月下旬~10月中旬まとめ

9/23に会社のBBQに参加して、皆に励まして頂き、まだ必要とされている事を感じた。
愛の告白?をされたり、よーしやるぞー、と思った矢先に撃沈してしまった。
24日から胃の調子が悪くなり、寝ても覚めても胃酸に悩まされ食事量が減り始めた。
9/26に化学療法を受けてからは体調悪化に拍車が掛かり、口に物を入れるだけで気持ちが悪くなりそこからは一気に落ちていった。
化学療法の副作用とは違う症状と眼圧上昇等から高血糖を疑い、糖分・油分を抑えた食事を採用したが何を食べてもすぐに嘔吐して、高血糖由来の喉の乾きで水分を摂っても胃から先に流れていく気配が無く胃は腫れ上がり、胃の限界値を越えては嘔吐を繰り返した。
嘔吐を繰り返すことで胃がやられて吐血と下血が激しくなった。並行して胃の痛みと胃酸過多によるムカつき、各部の痛み等で生きた心地がしない日が続いた。
十二指腸が狭窄していると早々に判断したものの、胆管のステント留置からの経緯を見ると些か疑問点があり、医師に解決を望んでも体力不足で延命の治療に走るか、理屈では納得できない症状にステント及びバイパス手術を適用になる事は容易に想像できた。
自己回復をする意欲と体感がある中では時期早々と思い、自力で原因追求と回復を目指す道を選んだ。

しかし、高血糖由来の倦怠感が酷く、体調の変化についていけず。
後に見た採血結果の通り乱高下を繰り返していたようだ。
意識は朦朧とし、一日中横になり、食事は殆どとれない日々が続き、声はかすれて発する事もままならなくなり、生活が一変した。
自力で立ち上がる事もままならず介助をしてもらっていたが、この頃には娘からは目に映るけれどそこにはいない人のような扱いをされ、妻からは、お願いだから死なないで、と言われる有り様。
高血糖と栄養不良で目の前がかすみ、日を増す毎に衰弱していき、起き上がろうと思って体を起こそうとした瞬間に気を失ったり大変だった。
この間は胃を休める為に必要な時間と思い食事は諦めて、高血糖と体調不良の原因と改善策を考え続けた。
狭窄であれば胃を押す事で多少は流れると思い、食後や水分摂取後は胃を押して無理矢理流そうと試みて反動で吐いてみたり(;´Д`)

試行錯誤する中で、5-7hスパンで狭窄している部分が緩んで流れていく事に気付いた。
このタイミングに合わせて食事時間と水分摂取量を調整して、最低限必要であろう400kca/dayの摂取を目指した。
3日程このサイクルを繰り返す事で、自力で立ち上がり家の中を動き回る程度はできるようになったが、足の筋力が無くなり自宅から出る事が出来なくなっていた。
この時点では確定診断ができず打開策が無かった為、折角の高血糖なので問題を解決する為に過去の採血データ・日記を漁り精査を始めたところ、私のウィークポイントに気付いた。
このウィークポイントを排除し、食事内容や自分の癖を見直して不足分を補う事で、毎食後嘔吐は変わらず体調は安定しないものの、高血糖症状からは少しずつ脱し始め、減り続ける体重は反転してキープ程度はできるようになった。しかし、反動の低血糖症状が日に何度も現れる日が続き、体調不良に覆いかぶさって生き地獄を味わった。
この頃に意を決してコンビニまで歩いたが、帰宅途中の坂を半分程上がった所で足が震えて動けなくなった。
悔しいやら情けないやらでその場に座り込みガン泣きしてしまった。
この悔しさをバネに階段の昇り降りで基礎体力を取り戻し始め、自力である程度は動けるようになった。

10月半ば迄に通院した痕跡はあるが記憶が定かでは無い。
家から出る事が難しく、がん研迄は行く事ができなかったので予約は全てキャンセルしたようだが、誰かと接触して造影CTは一度行っている。
入院を促された時のメモには、長期入院になる事と対処療法しかやらない、ホスピス等と連携を取っていく、となっていて、ああそうか、もう一般的には死ぬ側なのかと思ったが、今までの過程で生じた疑問を解決できておらず納得できない私は帰宅する事を選択したようだ。
この時点では手術の話はまだ出ていない。

振り返ると意地でしかなかった約1ヶ月だが、私は標準治療から漏れた時点でレールの上を歩かないと決めた。
このブログを読む娘と後続者には馬鹿で不器用な男に映るかもしれないけれど、命をかけて一度掲げた方針を簡単に変えるような不安定で信頼を置けないような男にはなりたくない。何より妻が愛した男の姿と違う。
例え選択を誤ったとしても、孤独感を募らせてしまう事になっても、自分が一度決めた事。
苦しい時こそ歯を食い縛れ。
これが私の美学。 

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10月半ばから現在迄はもう少し落ち着いてから更新する。
どれだけ痩せたか記念に写真を残しておく。


去年の今頃にうpした写真と比較すると腰回りの肉が無くなった。
妻に骸骨みたいだ、と言われる。
無駄が無い事は美しい。


/ホネホネロック



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