2013年12月1日日曜日

1回目のイリノテカン+アブラキサン - 体調の乱高下

2013年11月29日(金曜日)~2013年12月1日(日)

病院に行きたくない気持ちが先走り、気分が優れず足取りが重かった。
気分転換を兼ねて妻からおさがりで貰ったコートを羽織って行った。
病院に着くと関西方面のナンバーが着いた車が数台いて駐車場所が無かった。
看護師から呼ばれている名前や話の内容を聞いていると、私とメールのやり取りをしている方のようだったが真相はいかに??
受付に行き診券とCT画像が入ったメディアを渡して、コインパーキングに駐車してくるので診察時間をずらしてくれるように伝えると、心遣いをして頂き病院前の駐車スペースを確保する事ができた。

診察室に通されるとCT画像がモニターに映りだされていた。
レポート内容を伝える前に怪しいと言われる部分に着目をして、採血結果を見ながら3週は開けたくないけど、あなたはどう考えている?、と唐突に言われた。
この病院の採血結果の方が精度が良い筈だが、がん研とほぼ同時期に採血をしたにも関わらず、CA19-9の値差が大きい事に焦点を置いて、これらの化学療法について医師と話し合った。
長丁場になる事は間違いが無いので、使える薬をいかに残していくか、今ある薬で今の症状を抑える事に適した薬剤は何かにスポットを当てて、使い回しが効くオーソドックスなチョイスをした。
ハーセプチンは血液検査の結果を見ながら適時追加していく事にした。
イリノテカンを使うのであればFOLFIRIの選択もあるが、TS-1の無効化と下痢の症状を抱えている事から採用を見送った。
次回の採血結果(約4週後)を見て、FOLFIRINOX+αに戻るか検討する事にした。

薬剤の選択後に話題になった事が体調の変化だった。
10月半ばから背中に熱さを感じ始めて下旬には痛みに変わった。
これらは食後に感じていた事で、膵体尾部切除後の隙間に腸が入り込んでいる事もあり、消化にかなり気を使った食事にしていたものの、消化後も粘度の高い物を食べると神経を圧迫されているような感覚に襲われ痛みを誘発した。食事量が少しずつ増えてきている事もあり、この時点では様子見する事を選択した。
11月上旬~中旬にかけて、上記の症状が食後だけではなく、日中に活動している時にも起きるようになった。
11月中旬~当日にかけて、呼吸が出来なくなる圧迫感と痛みに襲われるようになり、夜中も背中の痛みや呼吸困難で何度か目が覚めるようになった。
CTを撮った際に腹水と胸水の有無を聞いた意図がここにあり、胸水が溜まっていた時のように溺れて呼吸ができないような状態に近いものがあった。
腸が何かを圧迫しているだけではない事と、以前とは比べ物にならない早さで体が変化していて、去年と比較してもレンジ幅が狭まり全く余裕が無い事に戸惑いを感じていた。
これらを医師に伝えると、今まで経験なさっているのですから何が原因かはおわかりでしょう、頑張りましょう、と言われ、この日も個室に通してくれた。
相変わらず何度も針を抜き差しをして絆創膏だらけになった。
点滴中は心此処にあらずで、どうか一発で効いて今抱えている不調から脱せるように、と願い続けた。
点滴は2,5h程で終わった。



化学療法が終わった後に、いつも小さなご褒美としてマックシェイクのバニラを買っていた事を思い出して、ドライブスルーに寄るも注文をしながら嘔吐した。
これが引き金になり、首都高が渋滞していて2時間近くノロノロ運転をしている道中で何度も吐いた。
途中のPAで下痢の為に30分の足止めを食らう。
会社に立ち寄り何かをして自宅に戻った。
帰宅して何をしたのかよく覚えていないが14時間近く眠った。
以前のように長時間横になっても胆汁が逆流する事が無くなった。
起床してみると体の至る所が痺れているものの、背中に痛みは無く調子が良いのでスノボーでも行くか!!、と思っていると一気に具合が悪くなり始めた。
貧血の様な状態で目眩が酷くて寝込んだ。

翌日(今日)も14時間近く眠り、やっと調子が戻り始めた。
薬が有効という事が判って安心した。
はー、散々だったぜ。
俗に言う終末期に近い痛みと苦しみをまた味わい始め、これから先こんな調子が続くのかと思うと、もう人間を辞めてしまいたい。
でも辞められないんだなぁ('A`)y-~

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/やくしまるえつこ - nekomeshi 歌詞

4 件のコメント :

  1. はじめまして、久美子ママと言います。記事のシビアな内容に心が痛みました。人間を辞めてしまいたい、というお気持ちがとてもわかります。私も、初めてこれが癌の疼痛なのだと自覚したときの絶望を思い出しました。とうとう癌にやっつけられるのだ、この痛みに人生の終局までいたぶられるのだという絶望です。
    しかし、痛みをコントロールして癌の進行を抑制できれば、そこから結構時間稼ぎできます。もう終わり、という場面からもう半年立ちましたが私は、元気です。どうかお嬢様や奥様と楽しい日々をお過ごしください。生存曲線の長いシッポになって、長生きしてください。応援しています

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    1. 久美子ママ
      貴方からHNを入れてコメントを頂けるとはw
      貴方を生きるサリエルのような捉え方をしていたので、いよいよ目をつけられたか、と第一に思いましたw
      薬を服用してペインコントロールはしたくないので、これも病気になったが故に味わえる事と思い、日常生活に支障をきたすまでは我慢比べを続けたいと思います。
      神様は乗り越えられない試練は与えない、と言います。
      もう終わりだ、と手を上げる事だけはしないように、お互いに今を全力で生きたいですね。
      その時がくるまで、Jesu, meine Freudeを聞い心を落ち着かせましょう。
      >生存曲線の長いシッポ
      上記の言葉に夫婦で和みました。
      コメントありがとうございました!!

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  2. 非公開でお願いします。
    こんばんは。
    肝臓に転移していなかったCTの文を読み 余命など念頭に置く必要は全くないのだと思いました。
    でもお身体は辛いのですね。
    でも大塚さんはほかの人達と同じ道は辿らないと思ってます。
    ただの気休めと思われるかもしれませんが 私はそう信じています。
    向寒の折 無茶な呑み方はなさいませんように。
                            
                            お姉様

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  3. あきさん
    LinkedInのプロフィールページのリンクが間違っています。
    アカウントを教えて下さい。

    非公開希望のアドバイスコメントをくれた方へ
    たくさんのアドバイスを送って頂きましてありがとうございました。
    参考にして自分に良さそうなものを取り入れさせて頂きます。

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