2013年4月6日土曜日

手術の説明 + 検査 / 2日目

院内が暑い事も手伝って、昨夜も眠る事ができず、疲れて寝てしまおうと思い、棟内を何周もした。
ソファーに腰を掛けて、夜景を見ながら考え事をしていると、理由は知らないが同じように眠れない方に声を掛けられた。
高齢で何を言っているかよくわからず、適当wに相槌を打って見送った。


私に気付いた方がいたら声をかけてくださいw
見た目はアレですが、話すと引き出しがたくさんありますよ!!!
女性以外は面倒だから声を掛けないで下さい(^ρ^)

ずっと歩き続けている私を見かねたのか、看護師が眠剤を渡しましょうか?、と声をかけてきたが、効かないので不要、と答えて病室に戻った。
排泄した尿をカップに入れて機械に移すのだが、手の力が抜けて床とcrocsにぶちまけてしまい、一人涙目で掃除をした(´・ω・`)
これが効いたのかベッドに横になるといつの間にか眠っていた。

検温と血糖値の測定をして、座ったまま眠っていると朝食が運ばれてきた。
鉄之助wwwwwwwww美味しかったwwwww


ふりかけのネーミングセンスに脱帽した\(^o^)/

10時頃に娘ちゃん達が外科医の説明を聞く為に来てくれた。
娘ちゃん、ちょっと見ない間に随分と立派になった(TдT)
娘ちゃんの好きな、あいあいの歌とお馬さんの歌を歌いながら、抱っこして病棟内をうろついて病室付近に戻ると、外科?の方に声を掛けられて診察があり、急遽、血液検査とレントゲンを撮る事になった。
血液検査をして、外科医の説明を待っていると、外科医が予定より遅れる事と、レントゲンを先に撮るように指示をされて、レントゲンを撮りに行った。
同じエレベーターに乗った方とバッティングしてしまい、先にどうぞ、と勧めて、待合で待機した。
病室に戻ると担当の外科医が来て、別室に案内をされて妻と説明を受けた。

下記は医師との会話と渡された書面より抜粋
病名:膵体部癌と現在の症状
手術予定日:平成25年4月8日
手術術式:腹腔動脈合併膵体尾部脾切除 胆嚢摘出 左胃動脈再建
・固有肝動脈、腹腔動脈、上腸間膜動脈への浸潤が疑われる為に抗癌剤治療を開始した
・腫瘍マーカーが著明に減少し、腫瘍本体も縮小しているが、周囲への浸潤陰影は残っている
・通常なら手術はしないが、遠隔転移が無い事、マーカー値が著明に減少している事から腫瘍が壊死していると想像される事、若い事を理由に手術に挑む
・抗癌剤治療による炎症の陰影と癌浸潤による陰影は見分けがつかないので、術中に切除標本、あるいは術中組織生検で診断をつける
・その他、腹膜播種、遠隔リンパ節転移・肝転移がある場合は切除を中止する事がある
・固有肝動脈、胃十二指腸動脈、腹腔動脈の付け根に癌浸潤がある場合には切除を断念せざるを得ない
・門脈・結腸も癌浸潤の為に切除する可能性がある
・左胃動脈と他の動脈を繋げる予定だが、状態を見て胃を切除若しくは全摘する可能性があるが、年齢が若いのでできるだけ残したいと思っている
・大腸も場合によっては切除する可能性がある
・手術の可否についてGOサインを出したのは、私(担当医)ではなく部長である。よって2名で協力して手術を行う
・上腸間膜動脈へのアプローチが最後になるが、浸潤していた場合は切除を考えずに残す
・極力控えたいと思っているが、輸血が必要だと思われる
・膵液のドレン、栄養補給用に小腸、2本の管を腹から出す
・合併症として、出血、膵液漏れ、感染、胃腸運動障害、糖尿病、腸閉塞、心配脳合併症がある
・通常の膵体尾部脾切除とは異なり、大きな血管に対する処置を要する大手術であり、危険性の高い手術と言わざるを得ない
・術中に死亡させてしまう事は避けたいと思っている
・安全性と癌治療とのバランスを考えながら手術進行の是非を術中に判断する
今回の一連を今後の為に学会で発表する可能性がある、それらを含めて同意書をお持ちするので、病室に戻ってお待ちください、と言われて説明が終わった。

少しでも否定的な意見や、疑問点があれば納得するまで議論をしようと思っていたが、話し始めてすぐに、◯◯さんの今までの治療の事を考えて、◯◯さんの立場になって手術に挑む、と言われたので、始終黙って笑顔で説明を受けた。
神経や筋肉の剥き方等を、ジェスチャーを交えて説明して頂き、聞いていて楽しかった。
今まで手術に手が届かないと思っていたのか外科医の説明は曖昧で、自分のPCのモニターに穴が空くほどにCT画像を眺めて、自分ならどんなアプローチで切除するかを考えたりもしたが、説明された内容に想像の域を超える話はなかった。強いて言うのであれば、自分が思っていた程は楽観的な手術ではなく、担当医の言う通り、博打まがいで激しい手術になりそうだ。
当初は一人で説明を聞く予定で、医師に伝えたい事もあったが、妻がいたので(*_*)やめておいた。
とても丁寧に説明をしてくれた。何より、癌専門病院の医師ならではの、私の気持ちを汲み取った、私の立場になって、という言葉を心から嬉しく思い、好きなようにどうにでもしてくれ、と思った。
部長に会ったらチャンスをくれて有難う、と礼をしよう。

同意書が届くまで妻と二人で病室で待っていると、食事をしますか?、と看護師に聞かれた。
お願いして食事を待っていると、担当の外科医が同意書を持ってきた。
妻に同席者のサインが必要な箇所へサインをしてもらい、娘ちゃんがお腹空かせているだろうし、子守をしてくれている人も大変だから、早く帰るように捉したが、返事の歯切れが悪かった。


急いで食事を済ませた

このような時は自分の意思を通すんだろうな、と思っていると、案の定、私の食事が終わる頃に、挨拶をしたいから下まで来て、とLINEでメッセージが送られてきた。
娘ちゃんが腹空かしでかわいそう、と言うと、昨日私がオムライスを食べた店で昼食をとる事になった(*_*)
店に入り、娘ちゃんにお粥を食べさせて、泡の出る飲み物を少し頂いた。
術中に予後が悪そうなら、そのまま殺してくれるように頼むのを忘れた、と発言したが、シカトされたw
(今日まで食事制限無しと言われているwwww店員さん、不思議そうに見ないでwww)
Kさん、お疲れ様でした!!!!!

病室に戻り、シャワーの空きを確認して、予約表に記入をした。
外を見ると雨が降っていて、シャワー前に雨に濡れたい、と思い1階に向かった。
夜間用口?に行き、守衛に散歩したいから出してくれ、と言うと、雨降ってるから気をつけて、と言われた。
ビックサイト付近まで考え事をしながら歩き、満足したので病棟に戻ってシャワーを浴びた。

看護師が血糖値を測りにきたので、ついでにサインをした同意書を渡した。
夕食までブログを打ち込み、デザートを買いに1階のコンビニへ行った。
思い返せば病気になって食事ができるまで回復してからは、バームクーヘンをやたらと食べているような気がするw

病室に戻ると看護師が夕食を持ってきてくれた。
これで普通食は食べ納めだ。


イカのフライが(゚д゚)ウマー

食後に血圧と体温測定をした。
今日はもう寝るだけだ。
またウロウロ徘徊する目になるのかな。。
それにしても病院は居心地が良すぎる。
綺麗なお姉さんが優しく声をかけてくれ、食事は決まった時間に出してくれる上に、何を食べてもそれなりに美味しい。
娘ちゃんに一日中小間使いにされる事もなく、自分が思うように一日を過ごせる。
何より、体に不調が起きても、助けてくれる人が近くにいる事に安心できる。
しかし、娘ちゃんと離れ離れになる時の、何で一緒にこない??、という顔を思い出すと寂しくなる。
早く元気になって帰れるといいな( ́- `).。oo

娘ちゃん、また明日。

#
>大目玉さん
決め台詞頂戴しましたwwwwwwwwwwwwwww
尿道のチューブを外す時に指名オプションの有無を聞こうか、とずっと考えていましたw
やらしい意味でもですが、女性は優しくて一緒にいるだけで場が明るくなるので、老若問わず大好きですw
筋さえ通していれば言い訳だらけでも良いと思いまっす!!


ばれなければエエジャナイカ!エエジャナイカ!

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13 件のコメント :

  1. ブログを始められた頃からずっと拝見させて頂いていました。

    なんて賢くて、強くて、優しい方なんだろうと。いつも私の方が元気と勇気とをいただいています。

    どうか明日、成功しますように。

    京都から、祈り続けています。

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  2. こんばんは。うーたんです。
    今夜は眠れるといいですね。

    今夜は暴風雨です。

    私は神奈川に住んでいますが今、台風のようです。

    娘ちゃんのように、エイ!!エイ!!

    と 突き進んでください!!!

    いつも応援してますよ( ^^)/

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  3. まさに台風一過!その先に清々しい晴天が待ってるはず。
    手術の成功を祈ってます!!!!!

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  4. 大目玉です。

    hdさんの人生最大のバクチが始まりますね。

    私は入院中、カネってむなしいなぁって思ってました。

    宝くじで3億当たるよりも、手術及び治療の成功は嬉しい。

    死んだら3億あっても使えないもんね。

    私が入院中、目指していたのは、
    九大病院で一番、モテる患者です。

    hdさんにも、そちらの病院でモテる患者を目指して欲しい。

    007はピンチの時でも女を口説く。

    そのくらいの遊び心があれば、戦えます。

    手術前にデートの約束した看護師さんは、
    退院後メールを返してくれなくなりましたが^^。

    強いオトコにオンナは惹かれます。

    でもこれは、きっと、必要かつ十分で

    オンナが惹かれるオトコは強いのです。

    そして、強いオトコは、
    がんごときに、負けてはならないのです。

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  5. 手術が可能になったこと、おめでとうございます。

    「部長と二人で手術を担当」と書かれてあるのは、肝胆膵担当部長の齋浦先生のことでしょうか。だとしたら私の膵体尾部を切除した方です。温厚でやさしい、もちろん手術の腕も抜群。この先生なら安心して任せられますよ。
    術後の再発率も決して低くはないですが、当面の目標を達成されるよう、手術の成功をお祈りしております。

    ちなみに、私の麻酔担当医は運良くあのすごい美人でした。でもあっという間に意識が無くなったので手術室では顔を見るまもなかった。

    術後はなるべく早くに、人一倍歩くように。これが残ったがん細胞に対しても(TS-1と同じくらい)効果的です。

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  6. こんばんは。今夜はもうお休みになられたでしょうか。

    私も2度の手術を経験しましたが、麻酔でコトンと眠りに落ち、夢から覚めると「手術が終わっていた」という感じでした。

    hdさんはきっと娘ちゃんの夢を見るのでしょうね。

    お元気になられたら夢のお話ブログに書いて下さい。
    大阪から手術の成功をお祈りしております。

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  7. ようやっと来ましたね!

    たとえ博打でもチャンスを掴み取らないと
    始まらないんですもんネ!

    手術の成功とイイ結果を祈ってます!
    次は娘ちゃんとの未来を掴み取らないとですッ!

    もうお歌を歌うようになってるんですね♪
    次はどんな歌を娘ちゃんは歌ってくれるのか
    凄く楽しみですね♪ 

    鉄之助w笑いました。どんな味だったのか
    少し気になるJunJun.Kでした。

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  8. hd様

    いよいよですね。手術の成功をお祈りしています。

    テンションの高いブログを見るのは嬉しいですね!
    (おっさんでスミマセン)
    (手術後の)元気なブログを楽しみにしています。

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  9. はじめまして。

    いつもブログを拝見させていただいてます。
    ご自分の状況を受け入れ、前進しているhdさんに
    いつも感動しています。
    明日はいよいよ手術ですね。手術の成功を心からお祈りしてます。
    また、娘ちゃんとの愛情いっぱいのブログを楽しみにしてます。

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  10. 父肝臓がん 姉胃がん 私は乳がん2013年4月7日日曜日 16:06:00 JST

    いよいよ明日ですね。
    術後の痛みは相当の様ですね。
    昨日は書きませんでしたが 乳がん手術の9年前(1986年)次女出産時 出血多量でショック状態のまま救急車で総合病院に運ばれ 九死に一生を得ました
    推測ですが 膵液が漏れ出す痛みは 体内の出血の痛みと同じ様な気がします。皆さんも言われてる通り マックス服用しちゃってくださいね。
    乳がんの主治医からは しぶとそうですねと言われその言葉を前向きに捉えてきました。
    そんなおばさんからも(年齢は厭わないそうですから)パワーを送り続けます。
    自信を持って臨んでください。

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  11. 手術 頑張って下さい!

    私の父は重症糖尿病があった為、術後の経過が厳しいものになりましたが、hdさんは違う。若いし気力もある。大丈夫!

    明日は私も千葉から祈っております。

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    1. 長女 様
      はじめまして。
      ブログを拝読させて頂き、経過を静かに見守っておりました。
      お父様の事に何とお声掛けして良いのか言葉がみつかりません。
      同じ立場故の葛藤に悩まされた日々、お父様の勇気、それを支えた貴方様を始め、ご家族様のお気持ちを想像すると、私の家族と同じ気持で挑んだ闘病生活であった事かと思います。
      お父様に続き、私も男として人として、勇気を持って明日を迎えたいと思います。
      複雑な心境であろうかと思いますが、コメントを頂きましてありがとうございました。

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  12. 一番上のhdさんの写真を見たときに以前どこかで見たような感覚をおぼえたのですがわかりました。
    1歳の誕生日にアップされた、娘ちゃんが玉座についている写真と雰囲気がそっくりです!
    ずっしりと構えた座り方に会社や敵軍のボスのようなオーラを感じます(゜0゜*)
    娘が父親に似るというのはほんとうなにだと思ってニヤニヤしちゃいましたw
    だとすればいずれは娘ちゃんも数多くの男を虜にする小悪魔的な女の子に成長するに違いない…

    さておきまして、手術を無事に乗り越えられて本当によかったです。
    これからも挑戦は続いていくのだと思います、だけど他の誰もが願っても叶えることができなったことをやり遂げてしまったhdさんならもう恐れるものはないでしょう(`・ω・´)
    hdさんは多くの癌患者やその家族、読者全員にとっての希望なのです。
    元気になられた暁には、『虹色ぷろじぇくと』にて不死鳥のように蘇ったhdさんの勇姿がみれるのを心待にしています!



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