2012年12月28日金曜日

7回目のFOLFIRINOX / 医師(意気)消沈?

診察室に入るなりCTの結果を尋ねられ、コメントと画像のプリントとデータの入ったディスクを渡して、2名の医師と話した内容と自分の意見を伝えた。
あまり余計な事を言わない医師なので顔をよく見ながら話していると、参ったなという心象が見て取れる表情を浮かべた。。
膵臓と腫瘍の影が思ったより綺麗な形をしている事と、壊死している可能性が無いともいえない事から、腹腔鏡で見てみたいね、と言われる。
オペや放射線について何か言われたか?と尋ねられ、年明けに外科のカンファレンス結果を聞きに行くので、その特に放射線治療について意見を伺おうと思っている事を伝えた。
取り敢えず今日はFOLFIRINOXをやりましょう、と言われて診察が終わった。
部屋を出る際に、体の調子が良い状態で正月を迎えられる事に礼を述べると、何を言ってる?次の正月も迎えてもらいますよ、と言われ、ポジティブな発言が嬉しかった。
年末最後の営業日?だけあって患者でごった返していた。
個室で投与を受けて1/3は寝ていた。

痛み
投与日の夜から翌朝まで膵臓と肝臓の背中側に激痛が続いた。
特に帰宅してからの痛みが酷くて、どこまで痛みに耐えられるかチャレンジしていると、知らぬ間に産卵時のウミガメのように涙が出ていた。
久しぶりに堪えたorz
痛み止めは飲まないで乗り切った。
末梢神経障害
指先の震えは少なくなってきたが、硬直するような状態が続く。
油切れのロボットみたいだ。
書物をする時に意識しないとペン先が震える。
吐き気
抗癌剤の投与が終わって車に戻る間に2回吐いた。
いつもより吐き気が強く、3日目の今日も吐き気で気分が優れない。
便秘・下痢・排尿
抗癌剤の投与日から下痢になるが、腹痛で苦しむ程ではない。
投与翌日の朝一の排尿は真っ赤だった。
2回目の排尿は赤黒く、3回目の排尿は濃い黄色になり、
3日目から少し濃い程度の尿になった。
初日の真っ赤な尿を見て、小さい事を気にするのは野暮と思い見なかった事にした。
頭痛・脱毛
脱毛と頭痛は無し
精神障害?
特に無し。
立ちくらみ=骨髄抑制
今回は酷い立ち眩みはなく、へたり込む事はあっても復帰が早い。
以前より倒れる回数は減った。
鉄分ウェハースのお陰??

今回の一連の結果は、改めて厳しい現実を突きつけられるものだった。
腫瘍が壊死している可能性があるという意見は、CTを読んでも線維化及び石灰化した部分が見当たらない上に、壊死している割には綺麗すぎる濃い色を見せている事から期待は抱かない事にする。
早々に使えなくなったGEM、効果の薄かったTS-1、期待していたFOLFIRINOXの途中結果、加えて大きな希望として見ていた腫瘍マーカーの鈍くなりだした推移から、来年は更にシビアな舵取りが必要になりそうだ。
確信は得られていないが、最近の体調の変化を見ていると、以前の状態に戻りたがりそうな動向を感じている。前回と今回の抗癌剤投与まで少し日が開いたのだが、以前に感じた事のある痛みや違和感に襲われた。これは抗癌剤VS腫瘍がイーブンになってきたと判断してもいいのかもしれない。
若いと進行が早い=耐性がつくのも早く、癌細胞の進化も早いという事なのだろうか。
FOLFIRINOXで腫瘍マーカーを3月迄に基準値内に持って行き、放射線治療→腹腔鏡で確認→可能であればそのまま摘出、の算段を取っていたが、年明け早々にも腫瘍マーカーの結果をもって、別の抗癌剤に切り替える等の効果的な治療を検討せねばならないようだ。
6月頃を思えばここまで復活できただけでも御の字だ。
まだ勝算はあり積極的な治療は意味があるはずなので、患者のプロとして細かくデータを分析し、最善の道を選択して良い結果を出したい。

これで年内の病院通いは終わり。
清々した。
2012.12.30/16:50

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