2013年1月30日水曜日

9回目(最後)のFOLFIRINOX / 投与中止決定

心身共に優れない状態で病院に向かった。
前回の経過と体調についての質疑応答があり、投薬をどうするか?と尋ねられた。
オキサリプラチンの投薬量を少なくして、デカドロンも使い慎重に様子を見ながらの投薬になった。
前回と同様でオキサリプラチンに変わった途端にアレルギー症状が出た。
点滴のボトルが半分ほどになった所に医師がきたので、状態を説明して投薬を中止した。
医師が何度も様子を尋ねてくれたおかげで、安心して確認作業を終える事ができた。
腫瘍マーカーは相変わらず下がり続けていたので、CA19-9は次回の投与時には基準値に入るだろう。
今回はアバスチンを追加しなかった。

今回もオキサリプラチンを殆ど投与していないので継続した副作用が少ない。
痛み
抗癌剤理由による痛みや不快感は無し。
投与日以外は酷い倦怠感は無し。
末梢神経障害
指先の自由があまり効かなくなっていたが、オキサリプラチンの投与が少なくなりだしてから徐々に回復を始めている。娘ちゃんの爪を切る程度の作業は難なくできる。
吐き気
吐き気は殆ど無く、日常生活に支障は無い。
便秘・下痢・排尿
水分の摂取量が多いせいか緩めの便が出る。
排尿は問題なし。
頭痛・脱毛
頭痛・脱毛は無し。
精神障害?
特に無し。
立ちくらみ=骨髄抑制
抗癌剤投与日と骨髄抑制のボトムが同じようで、フラつく状態が続いている。
以前に比べると症状は緩やかで倒れる事は無かった。
FOLFIRINOXまとめ
オキサリプラチンに慣れてから(3回目の投与位)の抗癌剤の副作用は、軟便・下痢・立ち眩み・骨髄抑制による体調変化・吐き気・指先の自由が効きにくくなるが主たるものだった。
見た目の変化は、脱毛は気にするほどのものではなく、指先や足等の先端が黒くなり、この時期は色白になるはずだが調子が悪そうさ茶色になった。
水分と鉄分を多目に摂るように気をつけるだけで通常の生活ができた。
気をつけた事は指先を定期的に動かす事だった。
体が慣れるまではきつかったが、この抗癌剤によるメリットは計り知れない。
これでFOLFIRINOXの記録は終わり。

3-4月辺りで抗癌剤の切り替えが必要になるのではと思っていたが、予想より早く残念な結果になってしまった。
腫瘍マーカーの下がり具合も予想に反して早かったのがせめてもの幸いだ。狙っていた数値まで落ち込んだので、次の抗癌剤で思惑通りに事が運ぶ事を願う。
大事な事にチャレンジする時は何時もギリギリのチキンレースだ(;´д`)
少し興奮する//

2013.2.4/AM03:45記

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3 件のコメント :

  1. hd様、こんにちは。腫瘍マーカーの下がりっぷりは嬉しいですね。FOLFIRINOX(オキサリプラチン)のアレルギー反応は、hd様が一番悔しいことと思います。私もFOLFIRINOXを考えていただけに残念でなりません。

    私は復職の支障になりそうな末梢神経障害でFOLFIRINOX(アブラキサン+ジェムザール)を躊躇しています。紙と鉛筆とPCと体力があれば仕事はできます。神経細胞の再生は遅いそうで、一度副作用が出てしまうと、仕事に支障を来しそうです(主治医もこの点を懸念しています)。やってみないと実際の副作用は分からないのが悩むところです(しかし、出てしまうと復職は難しくなるかもしれません…)。他の副作用もTS-1に比べればはるかに辛いようですが、目標(復職とQOLの高い生存期間の延長)のためには耐えようと覚悟はしています。

    膵臓癌に時間的な余裕があれば、選択肢(組み合わせ)は増えるのですが、その時間はないのが辛いですね。

    インフルエンザが猛威をふるっている季節柄、ご自愛くださいませ。

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    1. のんびり屋 様
      ご無沙汰しております。
      返信が遅くなり失礼致しました。

      3月末迄はFOLFIRINOXの経過を観察したかったので使えなくなった事は残念ですが、今はオキサリプラチンだけの問題なので重くは受け止めてはおりません。
      明日までに次の手をどうするか決めないといけないのですが、アブラキサンをいつ使うか迷っています。
      頭が痛いです。

      神経障害に重きを置いておられるようですが、効果が認められている抗癌剤は少ないので、薬の作用と対処を調べてみては如何でしょうか?
      FOLFIRINOXはオキサリプラチンと5-FUについて調べると打開策が見つかるかもしれません。

      百聞は一見に如かずといいます。
      FOLFIRINOXとアブラキサンを使うならオーダーが通じる環境だと思いますので、目的に沿った投薬量を医師と相談されてみてはいかがでしょうか。
      薬を使う目的、副作用対策、スパンを区切っての治療方針のスケジューリング、失敗した時の逃げ道等を自分で考えると、突貫工事かモグラ叩きしか選べません。
      高値からマーカー値を落としてきたからこその意見ですが、GEMとTS-1は近所の病院でも処方してもらえますが、未承認薬はそうはいかないので動けるうちに行動しておくのが得策だと思います。

      非公開コメントを読みましたので後日メールしますね。

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    2. ご無沙汰しています。のんびり屋です。コメントありがとうございました。体調は良く、時間がまとまってとれましたので、遊び呆けて、返信が遅くなってしまいました。

      (自由診療を前提に)主治医にTS-1の次の治療法の候補を尋ねている段階です。効果が期待できる治療法と、副作用(末梢神経障害)のバランスを軸に検討しています(アドバイスにもありましたように対処方法も含めて)。前回の診察日までにこれだという結論には至りませんでした。また、TS-1が効いているようで、時間的な余裕ができたため、もう少し考えることになりました(考える時間をもらえただけで儲けものです)。

      その間、私のいる関西で(抗がん剤の)自由診療をできるところを探しています。免疫療法ばかりで、まだ見つかりません。関東ですと、「がん患者のあきらめない診察室」のI医師、「現在のガン治療の功罪」のU医師がいらっしゃるようですが。

      蛇足ですが、FOLFIRINOXの5-FUとTS-1の代謝物質(フルオロウラシル)が共通しているため、私のがんにTS-1耐性がついた場合、FOLFIRINOXの効果は、落ちるのではないかとの疑問があります(TS-1は昨年11月開始ですので、耐性がついてもおかしくない時期に入ります)。その場合の次の手を含めて、次の診察日に主治医に尋ねるつもりです。

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